医院概略

〒870-0027
大分県大分市末広町1丁目1-18
大分駅前ニッセイビル14階
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診療時間
平日(月曜~金曜)10:00~19:00
第1・3日曜日9:00~17:00

義歯(入れ歯)

高機能審美義歯

装着前

装着後フロントから

装着後サイドから

機能と審美を兼ね備えた義歯を装着すると、より自然で美しいお口元となる

 


仮義歯・仮歯(プロビジョナル)

>>3月号では、顎間接症の症例を御紹介して頂いたのですが、今回はどのような症例を紹介して頂けるのでしょうか。

福山>>62歳の女性なんですが、御自分の歯が全て揃っていた若い頃の笑った写真を持って来られて、このときと同じようにしてほしいと言われました。

>>ということは...。

福山>>ええ。この症例写真の患者さんは入れ歯なんですよ。

>>来院前に何度も修理をされているあとが見られますね。


福山>>この患者さんは、物がうまく噛めない咀嚼不全、クラウン(かぶせもの)の脱離、義歯の不適合といった主訴で来られたのですが、そのほかにも、歯肉全体に軽度の炎症や左側の顎から音がでるといった症状もありました。

>>紹介して頂いている症例写真は、治療後ではなく、仮の歯の段階の写真ですね。

福山>>はい。この段階はとても大切なんですよ。

>>どうしてですか。

福山>>仮の入れ歯だと患者さんが 精神的に楽になるんです。「これは仮の歯だから、まだ調整ができるんだ。」と。

>>なるほど。

福山>>そこから得られる情報や希望をもとに最終的な段階に移るわけです。

>>それにしても本当に嬉しそうな笑顔ですね。

福山>>口元だけでこんなに素敵な笑顔が表現できるんだなあと私まで嬉しくなりました。

>>先生、若い方でも入れ歯の方がいらっしゃるそうですね。

福山>>そうですね。本来は、自分自身の歯で一生健康的に過ごすことを目標にしてほしいですし、また私達もそのような診療を心がけているのですが、残念ながら既に歯を失っている方には快適な形で入れ歯をしてほしいと思っています。私達の診療所でも患者さんと一緒に、快適なものを作っていきたいと考えています。

>>ありがとうございました。

当院の義歯の製作過程

…福山先生、モートン歯科クリニックでの義歯の治療過程をお話いただけますか?

福山-はい。私のクリニックでは、美しく、しっかり噛める義歯を制作するために、最低2度義歯を作ります。場合によっては、最終義歯に至るまでに3度義歯を作り直すこともあるんですよ。

…実際の症例をご紹介いただけますか?

福山-今回ご紹介いたします患者さんは、47歳の女性で、数年前に義歯での治療を勧められましたが、義歯に抵抗感があり、ずっと悩んでいらっしゃったということです。私が拝見したときは上の前歯がいつ落ちてもおかしくない状態で、食事は軟性食をほとんど丸のみしていたようです。また、重症の歯周病のため歯を磨けず、お口のなかの衛生状態の悪化、栄養摂取の偏りなどから、常にひどい口角炎ができていました。(写真A)

…初診時は悲惨な状態のようですが、どのような過程で治療なさったのですか?

福山-まず、保存不能な歯の抜歯と残存歯の歯周外科処置を同時に行い、同じ日に仮歯と即時義歯を装着しました。このように当院ではやむを得ず抜歯をして義歯による治療を行う場合、原則的にその日のうちに義歯をお入れして、即時に審美的・機能的回復を図ります。


…抜歯をしてその日のうちに義歯が使えるというのは、患者さんにとってはありがたいですね。

福山-次に、ある程度歯ぐきが落ち着いたところで、2度目の義歯(治療用義歯)を作ります。この際、最終義歯を想定して、人工歯の大きさや形を決定します。この患者さんの場合は、より機能的・審美的に改善するために。シーラ・システム(写真B)を用いバランスの良い咬合ときれいな歯ならびを構築しました。そして、新たな仮歯と治療用義歯を参考にして、患者さんのご要望を十分反映させた最終的な冠と義歯を完成させました。

…治療後の患者さんの反応はどうでしたか?

福山-長い間悩んでいらっしゃったことが、一気に解決し、全身的にも精神的にもご健康を回復して、お喜びのご様子です。口腔の衛生状態や咬合状態を改善することにより、臓器が健全化し、お顔がきれいになると同時に、精神的にも自信やゆとりが回復して、心もあらわれると私は強く信じています

…本日はありがとうございました 

磁性アタッチメント義歯

Q.歯周病がひどく、噛めなくなって悩んでいます。

以前、歯科医院で総入れ歯をすすめられましたが、何本しっかりした歯があるので、それを抜くことに抵抗を感じます。インプラントという治療法も相談したことがありますが、大がかりな治療になるといわれてあきらめました。一度全体的にみていただいて、どのような治療法があるのか、ご相談したいと思います。(40代女性)


A.
このような重症の歯周病でお悩みの方は少なくありません。手遅れでなければ、徹底した歯周病治療により、歯を残すことは可能です。この患者さんの場合、Eメールでご相談をいただき、その後当院を受診されました。イグザミネーション(お口の詳しい検査)の結果、残せそうな歯は数本しかありませんでした。また、インプラント治療は可能でしたが、大がかりな骨の再生治療が必要でした。このような場合、1つの解決法として磁性アタッチメント義歯による治療法があります。これは、数本の残った歯の歯冠部をカットし、根っこだけを残して、その上に磁性金属(磁石とくっつく金属)を接着し(写真1)、それに相対する義歯の裏面に小型で強力な磁石を取り付けて、(写真2)、義歯を安定化させる方法です。これにより、義歯はより一層はずれにくく、しっかりと噛めるようになるます。それになによりも、歯根を残していますので、歯で噛むという感覚が残され、歯槽骨(歯ぐきの骨)も保持できて、長期的にも安定した義歯となってきます。私のクリニックでは、このような義歯を作る場合、専任の技工所(ワイズセラミック)と連携して、抜歯・歯冠部カットと同日に仮義歯を装着し、即時の審美的・機能的回復をはかります。そして、その仮義歯を基準として、患者さんのご要望を十分反映させた最終的な義歯を完成させます(写真3)。この患者さんについても数カ月後には、お口の中が健全化して、自然で快適な義歯ができるものと確信しています。がんばりましょう。

写真1

写真2

写真3

審美的義歯1

Q.最近上下の入れ歯を作りましたが、見栄えも悪くて悩んでいます。まだ40代前半でいかにも入れ歯という感じがするのには抵抗があり、人と話すときはいつも口元を手で隠しています。しっかり噛めて、自然に見えるような入れ歯はできないものなのでしょうか?

A.義歯(入れ歯)の審美性と機能にご不満のようですね。義歯の患者さんは、一人ひとり残っている歯ぐきの土手(どて)の量や形、上下の顎の幅や前後的な位置関係、さらにもともとあった歯の並び方や好みが異なります。従って、個々の患者さんが美しく自然と感じる義歯を作るためには、それぞれの状態にマッチした人工歯(色・形態)と歯並び、咬合状態、設計を、患者さんとの十分なコミニュケーションの中で作り上げていかなければなりません。その時に、多くの方が美しい、バランスがとれていると感じる黄金比率(図1)というものがあり、当院ではまずそれを基準にして歯を並べていき、違和感がないかどうか、新たなご要望がないかどうか、患者さんに使ってみて頂きます。これが第1回目の義歯である治療用義歯です。また、機能的に快適な義歯を作るためには、口唇(くちびる)・頬(ほほ)の粘膜、上下の歯ぐきの土手、舌、これらの間にできるデンチャースペース(義歯が安定しておさまる空間…図2)にバランスよく人工歯を並べ、安定した咬み合わせを構築しなければいけませんが、これも治療用義歯に盛り込んでテストし、調整していきます。治療用義歯に馴染んで、おおむね義歯の審美性や機能に満足して頂けたら、それを基準として最終的な義歯を仕上げていきます。そして仕上げの義歯の仮合わせの段階では、義歯専任の技工士の立ち会いのもと、歯並びの入念な調整を行い、患者さんのご要望を最大限にかなえられるようにしていきます。このように手間をかけ、一人ひとりのお口の個性にあったものを作るように心掛けていけば、必ず満足のいく義歯ができるのではないかと強く信じています。一回目の義歯だけであきらめないで、主治医の先生にご要望を詳しくご相談なさってみてはいかがでしょうか?

審美的義歯2

Q.歯周病がひどくなり、総入れ歯になりました。今の入れ歯には不満があり、作り替えようと思っています。貴院では、自然に見える入れ歯を作っていると聞きました。それは、保険の入れ歯とどのように違うのか教えて下さい。(52歳、女性)

A.不幸にしてまだ若いうちに全ての歯を失い、総義歯(入れ歯)になってしまったことは、非常に残念なことだと思われます。今後は、十分にかめるという機能と自然で美しいお口元を取り戻し、人生の質を上げていくことが、全身の健康や精神的安定を守っていく上で重要になってくると思います。ご質問に関してですが、総義歯の患者さんは、一人ひとり残っている歯ぐきの土手(どて)の量や形、上下の顎の幅や前後的な位置関係、さらに歯の並び方や好みが異なります。従って、個々の患者さんが美しく自然だと感じる義歯を作るためには、それぞれの状態に合った人工歯と歯並び・咬合状態を、患者さんとの十分なコミュニケーションの中で作り上げていかなければなりません。ところが、保険で義歯を作る場合、製作コストの制約が大きく、使用する材料[人工歯や義歯床(人工の歯ぐきの部分)など]や製作にかけられる時間に、どうしても限界があります。そのため、それぞれのお口の個性や希望に応じた義歯を作ることが、なかなかむずかしいのではないかと思われます。当院では、まず機能的・審美的基準をもとにした治療用義歯を作り、患者さんに使って頂きます。それから、十分な調整を行い、義歯になじんで、かみ合わせが安定した時期に、それを基準として最終的な義歯を仕上げていきます。そして、最終義歯の仮合わせの段階では、高品質な人工歯を用い、義歯専任の技工士の立ち会いのもと、歯並びの入念な調整を行い、患者さんのご要望を最大限にかなえられるようにしていきます。また、最近では、義歯の加工技術が向上し、人工の歯ぐきの部分をより一層リアルに、エステティック(審美的)に再現できるようになってきております(写真1・2)。このように手間をかけ、一人ひとりのお口の個性にあったものを作るようにこころがけていますので、保険の義歯との違いは、ちょうど既製品とオーダーメイドとの違いに似ているのではないかと思います。快適で審美的な義歯は、健康と自信を取り戻してくれます。納得のいく義歯を作られてみてはいかがでしょうか?

審美機能義歯1:上顎は総入れ歯、下顎は部分入れ歯

治療前

治療後


治療前

治療後


治療前

治療後


治療前

治療後


何でも良く噛め、若々し美しくなられ、お喜びのご様子である。

審美機能義歯2:極度の歯科恐怖症症例;上下の審美機能義歯(磁性アタッチメント併用)で治療

                               治療前

            治療後

           治療前

            治療後

            治療前

            治療後

        治療前パノラマX線写真

     全体的に重症の歯周病になっている。

          審美機能義歯

極度の歯科恐怖症で、重症の歯周病、多数歯欠損を放置し、咬合不全となり、悩んで遠方よりご来院。

治療に際しては、静脈内鎮静法を併用し、無理なく進めていった。磁性アタッチメントも応用した自然で審美的でよく噛める義歯(審美機能義歯)の治療結果に非常に感激なさった。